こんにちは。
稼げない起業家専門、ネット集客コンサルタントの村上昭夫です。
コーチ、コンサル、カウンセラー、セラピスト、占い師のような個人起業家にとって、「ポジショニング」を決めることは、マインドセットの次に重要なことです。
そうは言っても、なかなかポジショニングを決められないよという方も多いですね。
しかも、ナンバー1になれるポジションなんか本当にあるの?
このような問い合わせをいただくこともあります。
確かに、すぐにポジショニングを決めて集客も順調にいけば問題ないのですが、現実にはそう簡単ではありませんね。
ですが、そもそも、稼げていない起業家は、ポジショニングを決める以前のところで止まってしまうことが多いのです。
つまり、自分は何ができるのか?自分は誰を助けたいのか?
これを分かっていない起業家が多いということです。
さらに言うと、自分は何のために起業したのか?
この状態になると危険です。
一刻も早く、起業した当初の思いを取り戻してほしいですね。
そこで今回は、ポジショニングを決められない、そもそも自分に何ができるのか、誰を助けたいのか分からないという起業家の方に、ポジショニングを決めるための考え方をお伝えしていこうと思います。
【参考記事】
目次
ポジショニングを決めるための考え方
ポジショニングが決まらないと、あなたは何者なのかが分からず、ただのコーチ、コンサル、カウンセラー、セラピスト、占い師という個人起業家だけでしかありません。
この状態で、お客様は、どうすればあなたを選ぶことができるのでしょうか?
ですから、お客様があなたを選ぶために、あなたが何者なのかを決める必要があるのです。
でも、どうやれば決められるのか分からない!
そういう時は、こう考えてみてください。
一番苦労して手に入れたもの・こと
一番苦労して手に入れたものや手に入れたことは、その人の財産であり、価値の高いものになっているはずです。
なぜなら、険しい道のりを乗り越えるために、悩み苦しみ、もがき、時には挫折を味わいながら、這い上がり、そしてまた挫折しながら、這い上がってようやく手に入れているからです。
このような経験をしながら手に入れたものや手に入れたことは、その人を成長させてくれたはずです。
人間的にも精神的にも成長させてくれたはずです。
ただし、「手に入れた」とは、目標を達成したときだけのことではありません。
挫折して、結局やめてしまったとしても、そこに何かが身についているはずなのです。
自分にはとても困難なみちのりであればあるほど、その結果がよくても悪くても、必ず何かは身についているのです。
つまり、何かは「手に入れている」のです。
苦労して手に入れたものの例
例えば、40代で会社をリストラされたサラリーマンがいたとします。
家族は、妻と子供2人の4人家族です。
子供たちは、高校生と中学生。
家族みんなで幸せに生活したいと思い、やっとの思いで購入した一戸建て。
これから家族のために、ますます頑張らなければならない。
そんなとき、非情にもリストラされてしまったのです。
そのサラリーマンは、呆然とし、しばらく何もする気にはなれませんでした。
一生懸命家族のために毎日残業や休日出勤をして頑張ってきたのに、悔しくて立ち直れませんでした。
それでも、やはり、家族を路頭に迷わすわけにはいかず、なんとか転職のために面接をいくつか受け始めました。
でも、現実には、10社、20社面接を受けても、全然採用されず、いい加減、自分はもうアルバイトですら採用されないのではないかと不安と恐怖で絶望の淵に立たされてしまったのです。
そして、うつ状態になり、とうとう外出することも困難になりました。
それではダメだと、ある心理カウンセラーと出会い、悩みを打ち明け、カウンセリングを受けることになりました。
そのカウンセラーがとても真摯に向き合い、寄り添ってくれたおかげで、心の状態も穏やかになり、とうとう転職することに成功したのです。
苦労したからこそ恩返しをしたい
苦労して手に入れたのものであればあるほど、同じように悩み苦しんいる人を救いたい、助けたいという思いも強くなります。
その感情がポジショニングの大きなヒントになるのです。
自分が悩み苦しんだ経験をもとに、もっと簡単に楽に手に入れられることが分かったのなら、それを教えてあげたくなると思います。
一生懸命なのに結果が出ない、自分と同じような立場の人を救いたいと思うのではないでしょうか?
これは、あなたの熱い思いが一番届けやすいことでもあるのです。
自分は誰にも負けないと思えるもの
次は、自分は○○だったら誰にも負けない!
そのように自負しているものです。
恋愛、夫婦間、親子間、学校、職場などの人間関係を豊かにしたいと思っている人はたくさんいます。
自分は、いつも、どこでも人気者になれる。そんな自信があるのなら、その方法を教えるだけでも価値の高いものになります。
そして、それは、ライバルに差をつけることもできますし、あなたの熱も伝えやすいですね。
ですが、決して、自信があっても、「自慢」にならないように注意してください。
自信のあることと、自慢は別物ですから。
自慢になったとたん、見込み客は、あなたから離れていきます。
どうしても思いつかない場合
しかし、どうしても自分には、苦労して手に入れたものもないし、誰にも負けないものもない。
自分には何ができるのかなんて分からない!
そのように思う人は、自分がもっているスキルに気づいていないことが多いです。
好きなこと、得意なこと、没頭できるもの、何でもいいのです。
読書、料理、洗濯、掃除、会話、プラモデルつくり、楽器演奏、自動車、バイク、自転車、スポーツ、株投資、FX、仮想通貨、学力向上、アイドルのおっかけ、ダンス、美容、健康、旅行、転職など、何でもいいので、思いつくだけ洗い出してみてください。
その中で、これだったらと思うものを3つ選んでみてください。
そして、その中で一番あなたが「してあげたい」ことを選ぶのです。
例えば、「毎日の献立を教えてあげたいこと」が一番であれば、それがあなたのポジショニング候補となるのです。
つまり、何を提供するのか?の商品の部分につながります。
あとは、それを誰に提供すればいいのかを考えれば、あなたのポジショニングが決まります。
ポジショニングは変えていきながらナンバー1を探す
ポジショニングは、「誰に何を」提供するのかを決めることです。
「何を」は商品のことです。
「誰に」はターゲットのことです。
ですから、まずは、あなたは何をしてあげたいのか?から始めるのです。
誰には、「何を」がないと出てきません。
先ほどの「料理のレシピを教えてあげたい」ことが「何を」の部分になります。
これが決まって、誰にを考えられるのです。
しかし、誰につまりターゲットは、山のくらいいますね。
独身で一人暮らしのサラリーマンやOL、単身赴任のサラリーマンやOL、専業主婦、専業主夫、学校などの職種や年代などによっても、ターゲットは変わります。
ですから、まずはここだと思うところでテストをしていき、反応が今ひとつならば、別のターゲットに変えていきながら反応を見ます。
つまり、テストをしていきながら、徐々に自分にしっくりくるそのポジションでのナンバー1になっていけるのです。
ですから、ナンバー1にこだわらず、まずは、自分が熱を伝えやすいものからはじめてみてはいかがでしょうか?
ポジションは1回で決まるものではありません。
何回も検証していきながら、自分が勝てるポジションを見つけていくのです。
いかがでしょうか?
今回は、ポジショニングを決められないときの考え方についてお伝えしてきました。
あなたもポジショニングを決められないなら、ぜひ参考にしてみてください。
それでは、今回はここまでです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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