こんにちは。
仙台を拠点に活動している
「稼げない起業家専門」ネット集客コンサルタントの村上昭夫です。
稼げていないコーチ、コンサル、カウンセラー、セラピスト、占い師のような個人起業家の方は、お金を受け取るのが苦手です。
苦手と言うより、”悪いこと”と思っている人が多いです。
高額商品に対する嫌悪感は、まさに、「悪いこと」と思っているからでしょう。
では、なぜ、「悪いこと」と思っているのでしょうか?
それは、これまでの人生の中で刷り込まれてきた価値観から来るものだと思います。
つまり、お金は、汗水流して働いてこそいただけるもの。
朝から晩まで、しっかり働くこと。
働かない者は、お金をもらえない。
人様からお金を借りてはいけない。
お金儲けのことを考えるのは、はしたない。
など、親からのしつけが「常識」として刷り込まれているからだと思います。
ですから、サラリーマンのように、会社に勤め、一日しっかり働くことこそが、正しい生き方という認識が定着しているのだと思います。
そのようなことから、サラリーマンのような時間の切り売り以外で、お金を受け取ることは、「悪い」ことと考えてしまうのだと思います。
逆にいうと、そのような考えでいるから、いつまでも稼げないのですがね・・・。
でもだからと言って、「悪い」と思っている人に、無理やり「悪いこと」をしなさいと言っているわけではありません。
お金を受け取ることは悪いことではなく、真剣に人を助けることなんだよということに気づいてほしいだけです。
いつまでも、稼ぐこと、お金を受け取ることを「悪い」ことと捉えていると、本当にいつまでも稼げないからです。
お金を受け取ることが「悪い」ことと思っている人は、「お金=悪」という認識があります。
その認識で、起業してお金を稼ごうとしているところに、大きな矛盾があると思いませんか?
「お金=悪」という認識の人は、どうやって稼ごうとしているのでしょうか?
ボランティアをするならいいと思うのですが、そうではないはずです。
そもそも考え方に矛盾があると思いませんか?
毎月1万円くらいで十分という人なら、まだ分かります。
でも、多くの場合そうではないですよね?
最低限、生活できるくらいの金額は稼ぎたいと思っていると思います。
でも、「お金=悪」と思っていると、その金額は、稼げないんですよ。
これが、「お金のブロック」というものになります。
そこで今回は、お金を受け取ることは悪いことなのか?いやいやそうではないんですよ!ということについてお話していこうと思います。
今回のことで、お金に関する考え方が変わり、稼げる思考になれれば幸いです。
【参考記事】
「稼げる起業家」になる意味とは
稼げない起業家と稼げる起業家が大事にするもの
高額単価商品が売れないお金のブレーキ
「お金=悪」思考の人の根底にあること
起業して稼げるようになりたい!
このように思っている人はたくさんいます。
でも、そのうちの1割から2割程度の人しか、現実には、それを叶えられません。
なぜでしょうか?
理由はいくつかありますが、その中でも多いのが、「お金=悪」という思考を変えられないというものです。
1回5000円の単発セッションだけで、月収30万円を稼ごうとしたとき、毎月60人のお客様が必要です。
単純に1日2人以上来てくれないと、達成しません。
土日祝を休みにしようとしたとき、おおよそ1か月は20日くらいの営業日となります。
これを基準にすれば、1日3人は来てくれないといけませんね。
毎日ですよ。
出来そうですか?
予約が3カ月先も埋まっているようなところだったらいいかもしれませんが、そもそも稼げていない起業家が、いきなり、毎日3人以上のお客様が現れるのかというと、かなり難しいと思います。
毎日1人でも難しいと思います。
それを考慮すると、30万円というのは、かなり難しいことが分かると思います。
どんなに頑張っても、数万円がいいところではないでしょうか?
「お金=悪」と思っている人は、これが精いっぱいです。
30万円を稼ぎたいけど、現実は数万円を稼ぐのに必死です。
仮に毎日お客様が来てくれて、30万円稼げたとしても、身も心もボロボロだったりします。
それ以上稼ぐなんて、「無理」になってしまうのです。
頭打ちになってしまうということです。
自分が働ける時間をフルに使って、ようやく30万円なのですから。
それ以上、どうすればいいの?
そうなったら、スタッフを雇うしかないと思いますが、そうすると、当然人件費もかかりますので、利益としては、減るわけですよ。
家族との時間や余暇を楽しむことも出来なくなりますよ。
そんなことを、今後何十年もやっていけるのでしょうか?
このようになっている起業家は、本当にたくさんいます。
「集客に困っているんです」「稼げるようになりたいんです」という相談をよく受けますが、現実的に、「お金=悪」という認識を変えられない人は、いくら集客が出来ても、稼げないんです。
お金を受け取れないからです。
「お金=悪」と思っている人の根底には、お客様に嫌われたくないという感情があります。
これは、人に嫌われたくない、ダメな人間と思われたくない、という気持ちと同じものです。
”お客様から悪い人だと思われないようにしたい。”
この気持ちが根底にあるのだと思います。
だから、「お客様から嫌われるようなことはしたくない」という心理が働くのだと思います。
高額商品は、その最たるものですね。
お金を受け取ることは「貢献」につながる
例えば、単価30万円の高額商品を持っている起業家のAさんがいます。
この人は、とりあえず、違和感を感じながらも、30万円の高額商品をつくりました。
「お金=悪」という思考のまま、高額商品をつくったという設定です。
このAさんのもとに、体験セッションの申し込みがありました。
体験セッションは、とてもスムーズに進み、信頼関係も出来上がりつつありました。
そんな状態で迎えた、クロージング。
いよいよ、料金の説明の段になりました。
Aさん「30万円です。」
申込者「え~?高いですよね。」
Aさん「高いですか?」
申込者「30万円だと誰も申し込まないんじゃないですか?」
Aさん「そうですね。」
申込者「普通10万円くらいじゃないですか?」
Aさん「(え??でも・・・)そうですよね?皆さんにも10万円で実は提供しているんですよ。」
申込者「ですよね?だったら分かります。」
と、その後10万円で契約になったのかどうかは分かりません。
このやりとり。
どう思いますか?
Aさんの気持ちというか、思考を考えてみてください。
Aさんは、お客様の顔色を伺っているだけという感じがしませんか?
つまり、30万円が高いと言われてしまった。
30万円で売ったら、悪いことをしている人と思われてしまう。
お客様に嫌われてしまう。
お客様は、10万円だと言っている。
それなら、10万円で売れば、悪い人ではなく、信頼できる人と思ってくれる。
そういう思考が巡っているのではないでしょうか?
本当に30万円の価値がなくて、そこを見抜かれて指摘されたのなら別ですが、十分30万円の価値があるにも関わらず、そのお客様の価値観だけで、「高い」と言われてしまった。
嫌われたくないから、悪い人と思われたくないからという理由で、そのまま要求を呑んだとしたらどうでしょうか?
本当は、Aさんは、嬉しくないはずです。
でも、「お金=悪」という認識があるので、良かったと思うかもしれませんね。
ここで問題なのは、お客様の顔色を伺って、嫌われたくない、悪い人と思われたくないという気持ちでいることと、そのような感情になるのは、「お金=悪」だからという思考が根底にあることです。
ですから、多くの稼げていない起業家は、価格を下げていきます。
こんな高い料金じゃ、ぼたっくりと言われてしまう。
他の人は、もっと安くやっている。
などと、他と比較し、価格を下げようとします。
このような心理も「お金=悪」という思考からくるものです。
そして、その根底には、「悪い人と思われたくない」という自分だけは「正しいことをしているまっとうな人間」と思われたいという心理があるのだと思います。
だから、だから、だから!!!!
稼げないんですよ!
そもそも、「お金=悪」なら、起業しないほうがいいのですよ!
稼ぎたいのなら、その思考を変えなければ稼げません!
「価値あるものは、高額」
これは普遍です。
変わることがありません。
このことを理解しないから、いつまでも「お金=悪」としか捉えられないのです。
つまりは、自分に自信がないから、自分を認めていないから、そのような思考になっているということです。
「自分が価値あることなんか提供できるはずがない。自分は価値ある人間ではない。」
このような思考です。
このように思っている限り、当然のごとく、高額商品を売ることは出来ません。
価値を提供することも出来ません。
ゆえに、稼ぐこともできないのです。
価値ある商品というのは、深く悩んでいる人を救ってくれます。
だから、「価値」があります。
価値あることをしているからこそ、お客様の深い悩みを救うことが出来るということです。
つまり、貢献できるということです。
ですから、お金を受け取ることは、お客様へ貢献することになり、お客様を幸せにすることにつながるのだということをよくよく理解していただきたいですね。
いかがでしょうか?
今回は、お金を受け取るのは悪いことか?というテーマでお届けしてきました。
「お金=悪」と思っているなら、稼げないと思ってください。
「お金=貢献」です。
お金を受け取ることは、相手に対して「貢献」を約束することでもあります。
その覚悟でもあります。
そして、相手は、支払うことで、本気の覚悟ができるのです。
お互い、同じベクトルを向いて、共に、成功へ向けて走り出すことでもあるのです。
但し、お客様から見て、本当に価値のないものと言われるのならば、それは商品の内容を見直せばいいだけのことですよ。
自ら、価値を低めてはいけません。
それでは、今回はここまでです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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