スキルが足りないから稼げないという言い訳

 

こんにちは。

仙台を拠点に活動している

「稼げない起業家専門」ネット集客コンサルタントの村上昭夫です。

 

稼げていないコーチ、コンサル、カウンセラー、セラピスト、占い師のような起業家の方は、自分はスキルが足りないからもっと勉強しなければ「稼げない」と思っている人が多いです。

 

逆に、稼げているコーチ、コンサル、カウンセラー、セラピスト、占い師のような起業家の方は、スキルが足りているから稼げているわけではありません。

 

スキルが足りなくても、今持っているスキルで稼げるようになっているわけです。

 

ですが、稼げない起業家は、スキルが足りないということに目が向いてしまいます。

 

なぜなのでしょうか？

 

実は、稼げていない起業家は、スキルが足りないと「発信」することで、安心を得ているからです。

 

これは周りから、「あなたはスキルが足りないから稼げないのね、じゃあしょうがないね」と言ってもらえるようにするための伏線にすぎません。

 

つまり、「自分は稼げなくて当然、だってスキルが足りないから」という”言い訳”をしているだけなのです。

 

これでは、いつまでも稼げないですね。

 

そこで今回は、スキルが足りないと言い続け、スキル磨きに走る稼げない起業家に向けて、なぜ言い訳をしてしまうのか？そして、どうすれば言い訳しないで済むかについてお話していこうと思います。

 

【参考記事】

価値のレベルとスキルのレベルは別物

夢を売る起業家とスキルを売る起業家

コンフォートゾーンから抜け出せない起業家

 

稼ぎたくない起業家たち

稼げていない起業家には、２通りの種類があります。

 

１つは、ビジネス初心者で、これから学ぼうとしている起業家。

 

そして、もうひとつは、実は「稼ぎたくない」と思っている起業家です。

 

前者は、とくに問題ありませんが、後者は、問題ですね。

 

なぜ稼ぎたくないと思うのか？

後者の人は、もちろん稼ぎたくないとは思っていません。

 

ですが、思考や行動から、どうみても、それは稼ぎたくないんだよね？

 

と言いたくなる起業家がたくさんいます。

 

つまり、起業家としての「覚悟」を持てない人たちです。

 

起業家は、クライアントを理想の未来へ連れて行くという使命を持っています。

 

そのためには、覚悟と責任がなくてはなりません。

 

ですが、覚悟と責任をもたない、あるいはもてない起業家がたくさんいるのです。

 

それは、クライアントを助けようという気持ちが希薄であると言い切れます。

 

ですから、稼ぎたくないと言っているのと同じだと私は思っているのです。

 

なぜ覚悟を持てないのか？

ではなぜ、彼らは覚悟と責任を持てないのでしょうか？

 

パターンは２つあると思っています。

 

１つは、周りの目を気にしすぎるタイプ。

 

２つは、単なるお金がほしいと思っているタイプ。

 

２つ目だった場合、起業家はやめたほうがいいです。

 

仮にクライアントになってくれた人がとても気の毒だからです。

 

覚悟と責任をもたない人に助けてほしくはないですよね？

 

単に、今よりも小遣いがほしいなどの動機であればアルバイトをしたほうがよほど正しい方向だと私は思います。

 

労働力を提供して報酬を得たほうがよほど健全です。

 

ですが、誰かの役に立ちたいと思って起業したいのならば、起業する目的は、「お金がほしい」ではなくなるはずです。

 

このことに気づいた人は、まだ救いがあります。

 

しかし、手っ取り早く、人を騙してでもいいから、早く稼ぎたいと思っている人は、起業家には向いていないので、やめていただきたい。

 

このような人は、「覚悟」の「か」の字もないですから。

 

では１つ目の場合はどうでしょうか？

 

１つ目の方は、他の起業家と比べて、起業家とはどういうものかという起業家イメージを勝手に妄想してしまっています。

 

しかも、かなりハイレベルな人物像を描いてしまっています。

 

その人と自分を比べてしまうから、周りの目が気になって、その人よりも「上」か「下」かを勝手に判断してしまうのです。

 

そして、ほとんどの場合が「下」と判断してしまうのです。

 

だからこそ、自分にはスキルが足りないと思い込み、もっともっと勉強しなければいけないと思ってしまいます。

 

それと同時に、その素晴らしい人には勝てるわけないよと諦めてもいます。

 

だから、自分は稼げなくて当然なんだと勝手に自分を納得させています。

 

つまり、稼げないのは「しょうがないこと」だと周りからも認めてもらうことで、自尊心も維持できて、安心するのです。

 

でも、稼ぎたいと言い続けるのです。

 

言ってることが矛盾していますよね？

 

つまり、勝手に勝てない人物を設定して、その人を超えることが出来ないから、自分は稼げなくて当然という図式が自動的に組み込まれているのです。

 

これを一般的には、「言い訳」と呼んでいますね。

 

自分は、努力はしたくない、もっと楽に簡単に稼げるようになりたいと思っている人にこの傾向が強いです。

 

稼げている人は、「言い訳」はしませんから。

 

言い訳は、時間の無駄です。

 

言い訳するなら、起業家はやめたほうがいいと思います。

 

稼ぐことはスキルを磨くことではない

稼げていない起業家が、「稼ぎたくない起業家」であるならば、稼ぐことはできないでしょう。

 

ですが、稼ぐためには、努力も覚悟も責任も伴うということを理解できたのならば、稼げるようになるのは時間の問題です。

 

稼げるようになりたいと本気で思うのならば、ぜひ、そこに気づいていただきたいです。

 

スキルは今持っているものを使ってビジネスをする

多くの稼げない起業家が勘違いしている「スキル」。

 

スキルは高めても上限がありません。

 

つまり、どんなにエキスパートな人であっても、まだまだ未熟です、もっと勉強しなければいけません。と言っているのです。

 

謙遜している面もあるかもしれませんが、本人は真剣に思っているはずです。

 

ですから、そういう人達と競ったところで、追い抜くことは「スキル面」では限りなく難しいでしょう。

 

稼げていない起業家は、勝ち目のない戦に挑み続けていることに他なりません。

 

ではどうすればいいのか？

 

そこで登場するのが「ポジショニング」です。

 

誰に何を提供するのかを決めていく作業です。

 

自分が今持っているスキルで助けられる人を助けていけばいいだけなのです。

 

例えば、WordPressを使ったことがないという人から見れば、WordPressを設置しただけでもすごいことなのです。

 

とすれば、WordPressの設置までを専門にして起業することだってできてしまうのです。

 

起業家の多くは、WordPressを使ってネット集客したいとは思っても、本来は自分のサポートに集中したいのです。

 

ですから、できるのならWordPressの設置などは専門家に任せてしまいたいと思う人も多いのです。

 

デザインにしても同様ですね。

 

ブログのデザインをかっこよくしたり、可愛くしたいと思っても、なかなかデザインは苦手でうまくできないという人から見れば、カッコ良いブログにカスタマイズできる人は尊敬に値します。

 

別に、WordPressのプロフェッショナルになる必要もありませんし、今できることでできてしまうのです。

 

言い訳をしないためにどうすればいいのか？

要するに、ビジネスとは、自分ができることを必要としてくれる人に価値を提供することなのです。

 

価値とは、提供される人が思う価値です。

 

提供する側が思う価値ではありません。

 

つまり、お客様になってくれそうなひとにとって必要かどうかが価値となるわけです。

 

先ほどのWordPressの設置にしても、出来ない人からすれば、設置してくれるということはとても価値の高いことになります。

 

それが必要だからこそ、お金を出してでもほしくなるのです。

 

これがビジネスです。

 

ですから、言い訳をして稼ぎたくないと言うのではなく、今出来ることは何かを見つけることこそが大事です。

 

ただ、こういう話をすると、「自分には出来ることなんてない」となります。

 

ですが、そんなことはありません。

 

必ず、あります。

 

それに気づいていないだけですから。

 

だからこそ、見つけてくれる人が必要なのです。

 

一緒にあなたの出来ることを探し、稼げるようにしてくれる伴奏者が必要なのです。

 

いかがでしょうか？

 

今回は、スキルが足りないから稼げないと言い訳する起業家が、なぜ言い訳するのか、そして、言い訳せず稼げるようになるにはどうすればいいのか？についてお話してきました。

 

今出来ること。

 

今持っているスキルは、あなたの宝物です。

 

それを自覚するところからまずは始めてみてください。

 

きっと、何かがみえてくるかもしれませんよ。

 

それでは、今回はここまでです。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。